MTYは、通関業務の代理店として、お客様から依頼された通関を代行しています。
「どこへ」「いつまでに」配達するかという輸入工程の中で、通関の段取りを組み、申告に必要な書類の入手、申告書の作成、運送方法の選択など期日厳守で業務を遂行しなければなりません。航空貨物において要求されることは、「迅速性」「正確性」「安全性」ですが、当社では貨物到着日或いは翌日配達が基本となっています。
到着した貨物は、まだ関税法上では外国に分類される「保税上屋」という場所に搬入されます。
原則として、保税上屋(保税蔵置場)に貨物を置いた状態出なければ、輸入申告を行うことはできません。保税とは「税金を留保する」という意味です。
「AIR WAY BILL(AWB)」(航空貨物運送状)とは、宅配便でいう「送り状」のようなものです。
貨物と同時に申告に必要な「AWB」や「INVOICE(仕入書)」、PACKING LIST(梱包明細書)等の書類が送られ、航空会社または混載会社から引取ります。
「AWB」と「INVOICE」等により申告書を作成し、通関士が審査を行います。
通関士は、申告価格や税表分類が正しいかどうか、他法令に該当するかどうか等、申告に係る全般の事項について審査します。
通関士による書類審査が完了すると、Air-NACCSというオンライン通関システムによる申告を行います。簡易審査区分以外の書類は直接税関に提出され、税関による書類審査や貨物検査を受けることになります。
この他、「蔵入申請(IS)」や機体の通関では、昔ながらの「マニュアル申告」を行っています。
税関による貨物の検査や書類の審査が終了すると、申告内容に応じて発生する関税や輸入消費税について税金を納付すると「輸入許可」となります。
予め税関に担保を提供している輸入者については、後日(三ヶ月以内)まとめて納付すれば良い納期限延長制度が適用されます。
貨物の到着から「申告」「納付」「許可」「配達」に至る一連の工程の手続きが自動的に行われることが「スムーズな通関」、「リードタイムの短縮」、更には「無駄なコストの削減」につながることになります。
配送手配や納品準備は申告書作成と同時進行していますので、輸入通関手続きが完了すると、輸入許可通知書と航空運賃の支払い完了証明であるDelivery Order(D/O 貨物引換証)を保税上屋に提示して保管されていた貨物を直ちに引取ることができます。
引取られた貨物は、信頼ある提携運送業者に委託し、安全にお客様の元へ配送されます。MTYでは大口の取引先への定期便を確保することで、スピーディで正確な定時配送、更に低コスト配送を実現しています。